先日の土曜日、根津美術館に、国宝の燕子花図屏風を鑑賞しに出掛けました。
燕子花←かきつばた と読むそうです。
金箔の上に絶妙な構成で描かれた燕子花が、迫力のある2対の屏風でした。
燕子花って、複雑な花びらの形をしていると思うので、絵に描いたら難しそうですよね。
昔に描かれたものとは思えない、とてもモダンな絵画でした。
一緒に、伊勢物語の絵巻物も展示されていたのですが、こちらも素敵でした。
鳥の羽一枚一枚が感じられる細かさや、梅の木にむした苔のポヤポヤ感が、綺麗にでておりました。
細かい点々でぽちぽち表現すると、とってもかわいいですね。
巻物の絵の中には、野の花も描かれていたのですが、ウィリアム・モリスの壁紙に出てくるみたいに描かれており、びっくりしました。
日本画ってこういうのもあるんだなぁ。
絵の具のグラデーションもとても綺麗で、この色とこの色をグラデーションにするんだ〜と、私にとって斬新でとても勉強になりました。
来年の個展は、琳派を意識して描いたDMにしよう!と、またできそうもない目標を立てた土曜日の午後でした。
根津美術館内のお庭には、燕子花の池があります。
↓これからが満開なのだそうです。
最近、美術館になかなか行けなかったのですが、久しぶりに行ってとてもいい刺激を受けました。
楽しかったです。