シック(地味)な外見のガマグチは、内布を鮮やかにしたい。というのがポリシーです。
外が黒で、内布が朱色とか、外が生成りで内布が紺だとか。
正反対の色を持ってきたがりなわたし。
そんなポリシーで制作していると、作り上どうしても口金具の端から内布が見えてしまうのです。
いままではなんとか隠そうとしても、隠れなかったり、奮闘しておりましたが、先日の展示会で、その見えてくる内布の色が効いているね。と言われ、そういう見方もあるんだなぁ。と驚きました。
短所だったところが、長所に!…なる気がする。
私のがまぐちの作りを一番よく分かっている私なのに、ものの形が自然に作り出す美しさや面白さを発見できずにいたなんて。
ちょっとショック。
少し焦らずゆっくり制作しようと反省した午後でした。